誕生日。

子ども達、そして大人にとっても、誕生日と言うのはとても嬉しいものです。

今年の7色の日(7月16日)の誕生日、天麦くんは4才になりました。

そして、今預かっている高校生女子も、7月に誕生日でした。

彼女の誕生日には、近隣のイタリアンのレストランを予約し、食事をしました。

その時、テーブルに着いても、スマホのイヤホンを外さない彼女…

「今日はせっかくの誕生日だからね、しまおうか」と言うと、ゆっくりイヤホンを外し、束ねる。

そして、相変わらずの怪訝そうな顔で食事をする。

何を聞いても短い返答があるのみで、ほとんど会話にはならない。

パスタやお肉、彼女の好きなマルゲリータのピザなど、美味しいものを食べても、顔色はほとんど変わらない。

彼女の生い立ちや育ちを、とても残念に思う。

それでも、会も終盤に、彼女の名前が書かれた予約しておいたケーキプレートが運ばれてきた瞬間、多少なり、彼女の目は輝いているようだった。

ろうそくの炎を見つめながら、彼女は自分のスマホでプレートを撮影していた。

そうしてバースデーソングを歌い、無表情ながらろうそくを吹き消し、拍手を送り、彼女にプレゼントを手渡す。

そこで彼女は「誕生日プレゼントなんて、もらった事がないです」と呟いた。

会をしてもらった事がないならまだしも、プレゼントをもらった事がないとは、どういう事なのか、その時一瞬、なんとも言えない気持ちになった。

前々から楽しみに、そして嬉しさで一杯なはずの誕生日…

私自身、子どもの頃、その年その年に両親が開いてくれた誕生日パーティーの思い出をふと思い出しながら、胸が傷んだ。

感情は表に出さず、帰りもほとんど無言の彼女ではあったものの、今日の日が又新たな人生の、ほんの一歩でもなればと願う、帰り道だった。

そして数日後、天麦くんの誕生日の日は、自宅にてパーティー。

プレゼントは何がいいか事前に聞くと、「貨物列車」「パウ・パトロール」と、欲しいものが言えるようになってきた成長にも感動。

小さな男の子達がこぞって電車・消防車・救急車・工事車両などにハマるのもすっかりよく分かるようになり(笑)、それも私にとっては大きな収穫。

まずはプレゼントに、前振りのハンバーガーセットを手渡す。

開けた瞬間「シーン」となりつつも、「これじゃない…」とは呟かず、何度も袋の中を見直す…(笑)

そうして一言「ありがとう」と呟く。

もっと笑える姿で「僕の欲しかったのは貨物列車だよ~!」と訴えるかと思いきや、こちらの思惑とは違う、謙虚過ぎる悲しげな姿に、慌てて本命プレゼントを差し出す(笑)

今度は開けた瞬間、隣にいたおばあちゃんに「ヤッタ~!!( ≧∀≦)ノ」と飛びついていて、こちらの行動の方が笑えたのでした。

誕生日、本人はもちろん、皆も笑顔に、楽しい気持ちになるそんな日が、皆に訪れますように。