夢の一段。

今までたくさんの子ども達の、七五三のお祝いのアルバムを見せてもらった。

子ども達はとても可愛い表情で、幸せに包まれ、大切に育てられている様が表れているような、見ていて本当に、心和むものだった。

そして子どものお祝いに記念の写真を撮るという事は、本当に素晴らしい人生の一コマだと感じた。

そうしてまさか、自分の子の晴れ姿の写真撮影が出来る日が来るとは、夢にも思わなかった。

天麦くんの七五三の年。

まずは写真撮影をどうしようかと思っているところに、隣町の銭湯帰りで前を通り、ふと思い出した写真館があった。

そこは、私が若かりし頃、大人になってからドレスを着て写真を撮りたいと思って行った、トータルですべてが出来る写真館だった。

女子が憧れるすべてを叶えてくれるような、夢のような場所だった。

そんな思い出が蘇りながら、その写真館に立ち寄り、パンフレットをもらう。

ページをめくると、愛くるしい子ども達に、幸せいっぱいの家族写真。

スタッフの方々の、ユーモアも交えた紹介ページ。

創業60周年を生かしつつ、地域に根付いた写真館からフォトスタジオへの変貌。

そこで働くスタッフの方々が楽しそうに働く様が、目に見えるようだった。

「やはりここで!」と決め、衣装選びに訪れたこの日。

たくさんの着物から選んだのは、紺と藍・水色の入った着物。

洋装は袖と前身頃で違う縦ストライプ地。

この衣装で撮影する7月を思い描きながら、どんな撮影になるのかと胸躍らせる親心。

しかし肝心の本人の楽しみは、内金納入で引ける福引のみであった(笑)。

内金を納入し、本人が引き当てたのは、親が喜ぶスタバチケット。

すべては親が一番喜んでいようとも、それでもいいのだ(バカボン風)。