サマーフェスタINシャドータイム。

今年の夏、サマーフェスタというイベントが、お茶の水にある東京ガーデンパレスで行われた。

東京ガーデンパレスとは、私立学校に勤務する教職員が加入する社会保障制度で運営するホテルのひとつ。

その私学共済から配布される季刊紙に、毎年サマーフェスタについてのちらしが掲載され、今年こそはと行ってみる事にした。

当日は、ホテルの方々総出で法被や御輿半纏を身にまとい、賑やかなお出迎え。

検温と消毒を済ませ、受付で席札をもらう。

席は皆、横並びで並べられ、食事は事前購入してあるGPチケットなるものを使用。

洋食自慢のローストビーフ・1本まるごと胡瓜漬け・山形県三元豚使用!フォアグラ豚丼・焼き茄子・唐揚げ・パルメジャーノの上で仕上げる本格チーズリゾット・特製シーフードカレーライス・新鮮!お造り5種盛り・ホテルメイドピクルス・フルーツまるごとカジュッタ・ふわふわ!かき氷・五目あんかけ焼きそばなどなど、GPチケットで買える、屋台風に並んだ料理毎のブースは、種類もメニューも豊富に並ぶ。

まずはお造り・ローストビーフ・胡瓜にからあげ・あんかけ焼きそばなど定番メニューをセレクトし、生ビールと共に頂く。

これが、どれもこれもとても美味しい。

お料理が美味しいのは、最高のご褒美。

そうして食事を堪能しつつ、メインの大広間にて、ソプラノ歌手の方と「かかし座」という影絵パフォーマー集団によるスペシャルコラボコンサートが行われるという事で、早速大広間に向かう。

ソプラノ歌手の方の、澄んだ透き通る、高らかな歌声。

その歌声と共に、スクリーンに写し出される懐かしい影絵。

子どもの頃、電灯のそばでキツネを作り、壁に写して遊んだ事を思い出す。

影絵の魅せ方は、まさにアーティスト集団と呼ぶに相応しい、美しく素晴らしい動きと世界観に、どんどん引き込まれていく。

なんでも「かかし座」は、日本で最初に出来た、海外でも活躍される、現代影絵の専門劇団だそう。

初めて目にした素晴らしいステージに感動しながら、終了後は、大広間ロビーにて影絵で遊べるコーナーが設けられ、早速参加する。

今見たばかりの影絵のステージの興奮も冷めやらぬまま、影絵コーナーはたくさんの子ども達でごった返す。

アーティストの方々が、子ども達に手影絵や影人形の動かし方の指導をしてくれ、共に行ってくれる。

天麦くんも、サメやらカメやらの影人形を手に、必死にスクリーンの隅で動かす。

入れ替わり立ち替わり、子ども達がたくさん遊びながら、時間の経過と共にすいてくる。

30分程経ったところで、影人形を手に、今だ動かしているのは、天麦くんだけになった。

そこから更に30分以上、アーティストの方々はマンツーマンで天麦くんと共に人形を動かし、様々な物語を作り上げてくれた。

見ている側の親にとって、夢のようなコラボレーションのひとときだった。

遊んで頂いた方の一人に、この影絵の道に入るきっかけを聞くと、初めて大学の授業で目にし、言葉がなくともこんなにも人を感動させられる影絵に感動し、この世界に足を踏み入れた事を聞き、更に又感銘を受けた。

1時間以上に渡る天麦くんとこのお二人のお付き合いにも感動し、最後にお二人に、短いメッセージと共に寸志をお渡しした。

サマーフェスタの素晴らしいイベントに加え、親子共々影絵の素晴らしさにも触れる事が出来、コロナ禍の中での、心和むひとときとなった。

そうしてあれから、夜眠る前に恒例となっているのが、会場で購入した影絵遊びの本を参考にしながらの、影絵ごっこ。

天麦くんは決まって、持っている怪獣達をライトに照らし、大きく写し出された怪獣の鳴き声を再現。

不思議な親子影絵タイムに、いい眠りが誘われる。

なんでも物事はきっかけであり、新たな方向である。

夜の不思議な、親子でのシャドータイムが、続いていく事を願う。