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彩り。

3月、春。

別れと出会いが交差する季節がやってきた。

今年も、退職の先生を、見送る側。

3人の先生達は、子どもからも、保護者からも、愛されていた。

そんな先生達は、日の丸での思い出を胸に、これからの未来を思い描きながら、又新たな人生を歩む。

人生は不思議だ。 

たくさんの出会いは、いつか別れがやってくる。

それこそがきっと、その出会いと別れは人生に於いて、きっと必要な事だったのだと思えるのかもしれない。

けれども、人の人生に少しでも関わる事が出来、どこかで、何かの折りに、自分の事を思い出してもらえる事があったなら。

そう思うと、別れの淋しさは、希望にも繋がったりする。

年齢を重ねる事で、得られる喜び、失う想い。

人は、いつでも前を向く。

いや、前を向かなければならない。

この事も、人生には必要不可欠なのだ。

日々が試行錯誤の連続。

ほんの少しでも、誰かの役に立っているかもしれない自分の存在を想像しながら、又新たな自分探しの旅をする。

ミスチルの「彩り」という歌が好きだ。

「なんてことのない作業が回り回り回って
 今僕の目の前の人の笑い顔を作ってゆく
 そんな確かな生き甲斐が日常に彩りを加える
 モノクロの僕の毎日に 頬が染まる 温かなピンク
 増やしていく きれいな彩り」

天麦くんの幼稚園の担任の先生一人も、今年度で退職をされた。

事務の先生の一人も、退職をされた。

発表は、終業式だった。

昨年もそうだった。

この園は、書面での正式な退職発表が4月であり、園の方針と言えば致し方ない事かもしれないが、せめて少し前にはきちんとした書面で知らせて欲しいと思うのは、親と子の心情だ。

別れが突然であれば、その準備も出来ないままの、悲しさだけが残る別れとなる。

別れがあり、出会いがある事を、子ども達に教える立場の私達は、お別れもきちんと行う事で、子ども達が、「別れ」というものを意識して日々を過ごし、そして別れの日を迎え、その事が未来の希望にも繋がっていくはずだ。

子ども達に、別れを通し、大切な「人との繋がり」を教えていきたいと、常々思う。

今年度も、3人の先生達は、日の丸に彩りを添えてくれた。

たくさんの色が、様々な保育に映し出されていた。

天麦くんの園の先生達も、子ども達に、そして保護者にも、たくさんの彩りを残してくれた。

それぞれがそれぞれにいた場所から、又新たな未来へと歩き出す先生達に、心からのありがとうを伝えたい。

そうして又、新たな始まりが訪れる。

正義の人びと。

六本木の劇場で行われた演劇「正義の人びと」。

フランスの文学者であり、思想家である、アルベール・カミュの不朽の名作。

その演劇に、友人が出演。

コロナ禍の中、座席数を減らしての上演だった。

彼女は、革命を志すロシアのテロリストの若者の一人「ドーラ」を演じた。

本当の正義とは何か、を考えさせられ、人間の内に秘めた様々な葛藤や憎しみ・愛について、深い内容で物語が進められる。

3時間程の長丁場の上演を、少ない場面展開で数人の役者さん達が演じる様は、本当に素晴らしかった。

スポットライトを浴びた役者さん達は、輝きを放ち、演じる喜びに満ち溢れていた。

そして、上演後の役者さん達によるアフタートーク。

彼女は、コロナ禍の中、劇場に足を運んでくれたお客さん達を労った。

そして、こうしてお客さん達の前で演じる喜びと、生の演劇でこそ届けられる演劇の魅力を、熱く語った。

「演じる」事が何よりの彼女の生き様なのだと、深く心を打った。

それはまさしく、劇団「俳優座」の役者そのものだった。

彼女は幼少期からバレエを習い、高校生の時に演じた「ウエスト・サイド物語」がきっかけで、芝居への道に進む事を決意。

そして、大学の演劇学科に進学をし、劇団への道へ。

研究生から始まり、正式な劇団員になるまでには、生半可な覚悟では辿り着けない。

そんな世界で生きると決めた彼女を、ある時、生きる希望を見失う程の葛藤と苦しみが襲う。

人生は一度きり。
思いきり、好きなように生きていく。
あとから悔やむことのない生き方を!

そして彼女は、見事に困難を乗り越えた。

「止まない雨はない」

「どんなどしゃ降りの空も、いつかは晴れる」

彼女が好きな言葉。

役者として演じる幸せを自ら掴み、人生の幸せにも繋げている魅力溢れた彼女とは、自宅が近い事もあり、会う度何時間も語り明かす。

役者に、祖母の介護に、子育てに、日々を奮闘しながら生きる彼女は、又「誰か」を演じる日の為に、今日も懸命に生きる。

そんな彼女に、心からのエールとたくさんの拍手を送りたい。

お笑いと音楽。

2021年となり、依然としてコロナ禍の現状は続き、光が見えながらも暗いトンネルを歩いているような、時折心に影を落とす。

そんな時、年末年始のお笑い番組は、私に元気をくれた。

年末には、ナインティナインの「おもしろ荘」。
年始には、ダウンタウンの「ドリーム東西ネタ合戦」。

東西ネタ合戦では、この番組でしか見れない、友近&近藤春菜のコラボコントに、昨年同様大笑いをする。

「俺が世界で初めて前髪を作ったんだよ!」
「私が一番最初に切り過ぎたんだよ!」
「俺だよ!」
友近扮する徳子と、近藤春菜扮する徳男が、次々にかぶせ加減で主義主張するコントが、とんでもなく面白い。

家田荘子を金髪にして、出家感出すなって言ったの、俺だよ!」(笑)

もう、小ネタひとつひとつに大爆笑。

そんな徳子と徳男を、うちのおばあちゃんと天麦くんが繰り返し真似をし(笑)、又笑う。

こうして、笑いが元気を運ぶ。

そして音楽も同様。

天麦くんが赤ちゃんだった頃、あたふたと手探りしながら子育てに必死だった毎日。

そんな心を癒してくれたのは、「ゆりかごの歌」だった。

この歌を聞き、天麦くんにも歌ってあげていたあの頃、穏やかに、心救われた。

そして今、若い頃から何度も聞いている、アメリカの黒人ジャズ歌手、サラ・ヴォーンが歌う、私の大好きな「ラヴァーズ・コンチェルト」もそのひとつだ。

夜、眠る前にCDをかけようとすると、「あの歌にして」と、天麦くんはサラ・ヴォーンのジャズアルバムのCDをリクエストする。

音楽を聞き、深呼吸しながら、今日の日を振り返る。

時には過去にまで思いが及ぶ。
それも又いい。

そんな夜のひとときが素敵なものになるのは、音楽そのものが、感情をも揺り動かす、とてつもない力を秘めているからに他ならない。

静かな夜×癒し×リラックス×明日への活力。

ジャズを聞きながら眠れる、心穏やかな幸せ。

そうして年が明けてからの毎日、私の大好きなラヴァーズ・コンチェルトを幕開けに、サラ・ヴォーンの歌声を聞きながら、「明日も平穏であるように…」と、今日も私達親子は、静かな眠りにつく。

お遊戯会2020。

コロナ禍の中、12月のクラス毎のお遊戯会も無事終わった。

来て頂いた保護者の方の真剣な眼差しと拍手は、何より嬉しかった。

こばと組
「ミッキーマウスマーチ」

トップバッターは、全てにおいて緊張の中、張り詰めた空気感を感じながらの進行。

幕が開いた瞬間の、「わぁ~」と手を振る子ども達。
ディズニーランドの夢の世界。

ミッキーとミニーに扮した子ども達が可愛らしく踊り、キュンとなる。

バック絵のディズニーランドともマッチし、夢の世界に誘われたひとときだった。

こじか組
「BAD」

マイケル・ジャクソン→RADIO FISH。

煌びやかな衣装に身を包み、チビッ子マイケル→perfect human達が繰り広げる颯爽たる堂々としたダンス。

ムーンウォークに「フォ~!」の雄叫び。
後ろ姿に拳の突き上げ。
空手の型。

様々な要素がプラスされていた子ども達の動きに、笑いが込み上げた。

りす組
「桃太郎」

昔懐かしさと現代がコラボしたような、粋なカッコ良さ。

犬・キジ・猿と、桃太郎のお供達は大賑わい。

鬼達の寅柄パンツとシマシマ角、金棒で鬼感満載。

元気印のかけ声が威勢良く、勇ましい流れ。

音楽も一際力み立ち、そんな勇ましさと可愛さがコラボレーションしていた。

うさぎ組
「青い鳥」

チルチル!
ミチル!
チルチル!
ミチル!
私まで何度も言いたくなる(笑)。

青い鳥のストーリーを、改めて思い出したように知る。

以下、ネタバレ含む。

家にいた鳥が、青い鳥だったなんて!!(笑)

未来の子どもも登場し、ストーリーはファンタジックさが大いに盛り込まれ、フワフワでキラキラな和み感に溢れていた。

ほし組
「不思議の国のアリス」

アリスのお話しは、不思議だからこそ面白い。

色々な登場人物が、様々な行動で繰り広げる様が、魅力的。

場面展開の早さも、この世界では素敵な不思議に早変わり。

列をなして全員が進む場面も、音楽に合わせてキレイに連なる姿が、可愛らしい。

私もあの、楽しそうでワクワクするお茶会に参加し、裁判での傍聴席に座り、アリスと同じく物申したかった(笑)。

つき組
「美女と野獣」

ミュージカル風の流れに乗って、それぞれの個性が生きる舞台。

「ボンジュール!」の挨拶と共に、海外の風景がオシャレさを引き立て、朝の風景にも心踊る。

そして、お城の中の風景も、夢のようなひととき。

バックに置かれたステンドグラス風の手書き絵も、天井からのシャンデリアや大理石の床が、目の前に表れてくるようだった。

野獣の心を溶かすベルには、忘れかけていた、若かりし頃の淡い恋心を思い出したのだった(笑)。

担任の先生達、子ども達、皆が目標を持って頑張り、走り抜けたお遊戯会までの日々。

今や、自分で取捨選択をしながらの活動推奨も多い中、私は、皆でひとつになり、皆で取り組み、やり遂げる事の大切さを、子ども達には感じてもらいたいと、常々思う。

担任の先生達は、思いを込めて作り上げ、子ども達と練習に励んだ日々は、又ひとつの思い出として、心に刻まれた事でしょう。

そして、この2020年の2学期を無事終えられた事を、心からの安堵と感謝を持って、又新たな年を迎えていきたい。

書。

先日、恩師の訃報を知らせる喪中ハガキが届いた。

恩師は、私が北海道釧路で、学生生活を過ごした時の、青年心理学の先生だった。

相当な習字の師範だった先生は、青年心理学の授業に習字を取り入れ、私達は、無心に筆を動かした。

穏やかで、優しく、いつも身なりや所作がきちっとされていて、会話をする度に、心から関心を持って耳を傾け、感情一杯の言葉を投げかけてくれた。

先生の書く文字は、本当に素晴らしく、文字そのものが芸術だった。

卒業してからも、年賀状のやりとりをし、ハガキにはいつも先生からの言葉が、素晴らしい書体で書かれていて、そのまま作品として飾っておける程だった。

卒業してからも、時折懐かしく、釧路にはよく足を運んだ。

そして、先生の家にも立ち寄り、お喋りをする。

暖房の入・切が分かるように、先生が書いた木札が床に置かれ、出掛ける時には木札を裏返す。

粋なオン・オフだった。

決まってごちそうしてくれたのは、釧路にある老舗のお蕎麦屋さん。

木札を裏返し、きっちりとコートをはおり、帽子をかぶり、きっちりと靴を履いて、蕎麦屋に向かう。

先生の人柄は、先生が書く「書」にも表れていた。

老舗で食べるお蕎麦は、粋なごちそうだった。

そうして、「又来ます」と釧路を後にする。

こんな先生との再会も、釧路を訪れる楽しみのひとつであった。

私の父が亡くなる前、父が書いた自身の教訓があった。

亡くなってから、その教訓を掲げておきたいと、先生に父の教訓を、色紙に書いてもらう事にした。

先生は快く色紙に書いてくれ、心を込めて書いてくれたその色紙は、私達家族を慰め、励ましてくれた。

その色紙は今も飾られ、あの時と同じように、私達の心を癒してくれる。

「書」がこんなにも、大きな意味を持つ事を知った。

人の心を動かす文字は、そこから溢れる知的さや上品さ、聡明さや人格、様々なものがプラスに働く。

今思うと、青年心理学で学んだ習字にも、大いに関係していた。

先生は100才という、素晴らしい人生の幕を閉じた。

書が映し出す先生の生き様こそが、きちっとした長生きにも繋がるという事を、改めて感じた。

今年頂いた先生からの年賀状を見返す。

そこには「釧路時代のこと、忘れていません。亡き父上様、きっと喜んでいらっしゃるでしょう。」と書かれていた。

この言葉が先生からの最期の言葉となった。

私も先生との思い出を胸に、又一歩を歩き始める。

観戦。

江戸川区主催で行われた、チャリティプロレス興行。

私の好きな大日本プロレスという団体が出場という事もあり、早速見に行く事にする。

しかし、見たいのは選手よりも社長(笑)。

以前、ひのまるこちゃんの部屋にも書いたが、通勤中によく聞いていたFM横浜のラジオトークのゲストにその団体の社長が登場した回があり、リズム良く絶妙トークを繰り広げ、早朝からこんなにも楽しませてくれる社長に、元気をもらった。

そんな社長が率いるプロレス団体の、数ヵ月ぶりに見る興行。

コロナ禍の対策をきちんと行いながら、席もソーシャルディスタンス。

入場前、江戸川区の商店街からの提供で、お野菜セットやお菓子詰め合わせなどが当たる抽選会に参加するため、事前にチケット半券を箱に入れる。

席につき、社長の絶妙トーク挨拶に聞き入る(笑)。

そして抽選会。

事前に社長が引いた当たり番号は、ロビーに掲示してあり、帰りがけに見るシステム。

メイン賞品の「選手への花束贈呈」&「目録贈呈」権に限り、その場で主催者側が抽選をする。

席番号が読み上げられる。

え?

あれ?

私の席番号が読み上げられてしまっ、た!

アタフタと舞台に上がる。

移動中、真のプロレスファンらしき方々から「おめでと~!」と声がかかる。

お野菜セットで良かった…(笑)などと思いながら、素人の私は終始ドキドキと恐縮状態。

「メイン試合の前には、前列の席への移動をお願いします」と言われ、そこからは、観戦していても気が気ではなかった。

前列の席に移動してからは、デスマッチ試合もあり、蛍光灯やら剣山やらを持ち出しての流血試合に、前例なだけに、驚いたまま固まっての試合観戦。

そして、勝者への花束贈呈で、リングへと案内される。

係の方から花束を手渡され、渡す時に誰に渡しても良いと告げられたので、勝者の3人の中で、前に出ていたレスラーではない、イケメン外人レスラーに手渡そうとし、周りは爆笑。
一芝居のあと(笑)、無事に前に出ていたレスラーの方に手渡し、記念撮影。

一生に一度、あるかないかの出来事。

天麦くんも、リングでレスラーの方々に囲まれた私の図に、驚きの表情。

不思議な一日だった(笑)。

そしてそれから翌月。

靖国神社での、高須クリニック高須院長主催の奉納プロレス試合のチケットを、友人からもらう。

この日はおばあちゃんも連れて行く。

さすがに場所も場所なだけに、健全な試合が繰り広げられる。

途中、アジャコングの登場に、喜ぶおばあちゃん(笑)。

その場でサインもしてくれる、1000円のプロマイドシートも買っていたおばあちゃん(笑)。

よく分からないままでも、行ってみれば、見てみれば、楽しい事は山程ある。

あれから天麦くんも、ミニカーが入ったカゴの取っ手を足にかけて持ち上げながら、一人、鍛えている(笑)。

時折着替え途中、上着や下着を脱いだ時にも、「プロレスだぞ!」と痩せの筋肉をひけらかす(笑)。

そして、リビングの神棚には、アジャコング様が飾られていた…(笑)。

「楽しさ」は、何にでも繋がる。

初めて。

日の丸幼稚園創立以来、初めての園内でのお泊まり保育。

本来は進級してすぐの、春に実施されているはずだった鴨川へのお泊まり保育。

春先から翌年に延期にはしたものの、このあとの情勢が全く読めず、延期後の開催にも不安があった。

このコロナ禍の中、ここでも色々と考え、考えた。

まずは子ども達が楽しみにしている、お泊まり保育を開催する、という事に重きを置いた。

そうして打ち出したのは、園内でのお泊まり保育計画である。

初の試みなだけに、ねらいや概要、大まかな枠組みや活動を考え、年長の先生方におろす。

そこから又先生方に、たくさんのアイデアや考えを盛り込んでもらい、今回の実現に至った。

当日、台風接近の中、子ども達は、リュックに水筒、お弁当の入った紙袋を手に、登園する。

グループ毎、各クラスに荷物を置き、お友達同士の会話を楽しんだあと、ホールにて、園長先生からのお話しを聞く。

まずは、縁日ごっこ。

射的にスーパーボールすくい・くじびきを、グループ毎順に回る。

縁日ごっこのあとは、ウォークラリー。

最初に問題を3問解いてからスタート。

一緒に泊まってくれる先生は全部で何人かという問題に子ども達は苦戦しながら、3問目の「東武○ー○○クライン」の穴埋め問題に、選択肢の中のターバンやラーメンに○をつけていた子ども達に、笑った(笑)。

ゴールした先には、ズラリと並んだおもちゃの剣や刀、スティックや蝶の羽セットなど。

思い思いに選び、嬉しそうに開封し、子ども達は戦いやごっこ遊びを楽しむ。

そんな時間を過ごし、お待ちかねの夕食。

紙袋から取り出された、色とりどり数々の手作りお弁当を見ていると、可愛くボリュームあるパッケージや中身は、まるで美術館のようだった。

夕食後には、花火大会…
しかし雨で、打ち上げドラゴンのみを見る。

用務や警備の方々に、火をつけてもらう。

雨に濡れないようにと、地面置きせず、手に持ってひとつひとつ点火してくれたものの、地面に置くまで、見ている側はハラハラドキドキ。

時には手に持っているそばから火花の噴出が始まり、子ども達からは歓声と笑い、笑顔がこぼれる。

大きな花火イベントも開催されなかった今夏…
雨の中のドラゴン花火を見た瞬間、様々な思いも交差し、泣きそうになった。

子ども達の歓声や喜びを肌で感じ、本当に開催が出来て良かったと、心から思った。

最後はナイトウォークイベント。

子ども達はこのイベントをとても楽しみにしてくれていたようで、各々とてもはりきっている様子も見られた。

まずはホールでの映画鑑賞。

手作り映画チケットを手に、ホールに入場する。

チケットもぎりが容易に出来ていたのは、チケット半券部分を子ども達が何十回も前後に折り曲げ、切り取りやすくしておいたそうだ(笑)。

園内に隠された手持ち花火を見つけるため、小さな懐中電灯を手に、先生と共にグループで園内を巡る。

夜の園内は、子ども達にとって、大きなワクワクとなり、ここでも歓声があがる。

そうして、お化けポイント(今回は1体…笑)で、子ども達の歓声→悲鳴へ、そして早逃げ(笑)。

しかし、その場に何度も戻りたくなる不思議(笑)。

お部屋に戻ると、昔の学校内での予防接種のように、まだ出発していないグループに「お化けいるからね!」と得意気に知らせる(笑)。

所々で笑いがこみあげる。

時間はすっかり、就寝予定の9時をまわっていたものの、楽しさは続く。

皆で歯磨きをし、お友達と協力しながらお布団を敷き、好きな場所で眠る。

日常のクラスのお部屋が、この日はまるで旅館だった。

夜中からは1時間30分おきにクラス内を見て回ったが、スヤスヤと眠りについた子ども達は、本当に天使のようだった。

翌朝も降り続く雨。

畳んだ布団を皆で運び、そんな姿も微笑ましい。

ラジオ体操後の朝ごはんは、私も大好きな、ピーターパンのサンドイッチ。

朝からご機嫌になる。

荷物整理後、ホールにて賞状をもらい、色とりどりのメガネで写真撮影をするのも、毎年の恒例である。

最後は色々な運動競技で盛り上がる。

終了後、降り続く雨の中、子ども達はお迎えに来てくれるお父さん・お母さんを心待ちにする。

迎えに来てくれるお父さん・お母さん、帰る家、待ってくれる家族、そんな光景が素晴らしい。

家で嬉しそうに、たくさんのあれこれを話す子ども達の姿を想像しつつ、職員が協力し合いながら作り上げた今回のお泊まり保育が、年長の子ども達の心に又ひとつ、大切な思い出として刻まれた事を、誇りに思う。

考え、考える。

コロナ禍の中での運動会が、無事に終わった。

ここに至るまで、自分なりにも色々な事を考え、日々は「考え、考え…」に思いを巡らせていた。

周りの先生達にも意見をもらいながら、先生達も子ども達のために、日々を一生懸命考え、考えてくれた。

一番は、皆が良かったと思える運動会を作り上げる事。

子ども達が、運動会を通して得られる学びの場と、保護者の方々にその頑張りと成長を見てもらいたい一心で、出来る限りの通常開催を試みた。

保護者の方々には、学年毎だったり、短縮・縮小傾向に生じる様々な問題にご協力を頂く必要もあった。

今迄以上に先読みや見通しを立てた考えを巡らせていかなければならない事は、本当に至難の技だった。

この先読みは、経験だけでは導き出せない「想像する力」も求められた。

だからこそ、すぐには答えが出ない。

時間をかけ、想像を膨らませ、見通しを持って形にしていくのだ。

そんな思いは、運動会で形となった。

子ども達が十分に力を発揮する場があり、見ている保護者の方々にも幸せな感情をもたらす事が出来たこの運動会に、私も安堵と共に、大きな感動があった。

行事のひとつひとつが、子ども達・保護者の方の楽しみでもあり、それらを出来る限り叶えていくために、これからも仲間達と共に、力を合わせながら取り組んでいきたい。

そうして、運動会の合間に流した曲は、Official髭男dism。

繰り返し曲を聴きたくなる程の彼らのメロディーラインは、普遍的な音楽センスが飛び抜けていて、音楽に詳しくない私でも、出だしのメロディーを耳にした瞬間、爽快に心掴まれる。

そんな、自ら持参したOfficial髭男dismのアルバムを園内に流す事で、更に気持ちも爽快に、心躍りながらの進行も出来た。

終了後の、腰の痛みと、全身疲労と、声の枯れがれは、又彼らの音楽で、癒したい(笑)

サマーフェスタINシャドータイム。

今年の夏、サマーフェスタというイベントが、お茶の水にある東京ガーデンパレスで行われた。

東京ガーデンパレスとは、私立学校に勤務する教職員が加入する社会保障制度で運営するホテルのひとつ。

その私学共済から配布される季刊紙に、毎年サマーフェスタについてのちらしが掲載され、今年こそはと行ってみる事にした。

当日は、ホテルの方々総出で法被や御輿半纏を身にまとい、賑やかなお出迎え。

検温と消毒を済ませ、受付で席札をもらう。

席は皆、横並びで並べられ、食事は事前購入してあるGPチケットなるものを使用。

洋食自慢のローストビーフ・1本まるごと胡瓜漬け・山形県三元豚使用!フォアグラ豚丼・焼き茄子・唐揚げ・パルメジャーノの上で仕上げる本格チーズリゾット・特製シーフードカレーライス・新鮮!お造り5種盛り・ホテルメイドピクルス・フルーツまるごとカジュッタ・ふわふわ!かき氷・五目あんかけ焼きそばなどなど、GPチケットで買える、屋台風に並んだ料理毎のブースは、種類もメニューも豊富に並ぶ。

まずはお造り・ローストビーフ・胡瓜にからあげ・あんかけ焼きそばなど定番メニューをセレクトし、生ビールと共に頂く。

これが、どれもこれもとても美味しい。

お料理が美味しいのは、最高のご褒美。

そうして食事を堪能しつつ、メインの大広間にて、ソプラノ歌手の方と「かかし座」という影絵パフォーマー集団によるスペシャルコラボコンサートが行われるという事で、早速大広間に向かう。

ソプラノ歌手の方の、澄んだ透き通る、高らかな歌声。

その歌声と共に、スクリーンに写し出される懐かしい影絵。

子どもの頃、電灯のそばでキツネを作り、壁に写して遊んだ事を思い出す。

影絵の魅せ方は、まさにアーティスト集団と呼ぶに相応しい、美しく素晴らしい動きと世界観に、どんどん引き込まれていく。

なんでも「かかし座」は、日本で最初に出来た、海外でも活躍される、現代影絵の専門劇団だそう。

初めて目にした素晴らしいステージに感動しながら、終了後は、大広間ロビーにて影絵で遊べるコーナーが設けられ、早速参加する。

今見たばかりの影絵のステージの興奮も冷めやらぬまま、影絵コーナーはたくさんの子ども達でごった返す。

アーティストの方々が、子ども達に手影絵や影人形の動かし方の指導をしてくれ、共に行ってくれる。

天麦くんも、サメやらカメやらの影人形を手に、必死にスクリーンの隅で動かす。

入れ替わり立ち替わり、子ども達がたくさん遊びながら、時間の経過と共にすいてくる。

30分程経ったところで、影人形を手に、今だ動かしているのは、天麦くんだけになった。

そこから更に30分以上、アーティストの方々はマンツーマンで天麦くんと共に人形を動かし、様々な物語を作り上げてくれた。

見ている側の親にとって、夢のようなコラボレーションのひとときだった。

遊んで頂いた方の一人に、この影絵の道に入るきっかけを聞くと、初めて大学の授業で目にし、言葉がなくともこんなにも人を感動させられる影絵に感動し、この世界に足を踏み入れた事を聞き、更に又感銘を受けた。

1時間以上に渡る天麦くんとこのお二人のお付き合いにも感動し、最後にお二人に、短いメッセージと共に寸志をお渡しした。

サマーフェスタの素晴らしいイベントに加え、親子共々影絵の素晴らしさにも触れる事が出来、コロナ禍の中での、心和むひとときとなった。

そうしてあれから、夜眠る前に恒例となっているのが、会場で購入した影絵遊びの本を参考にしながらの、影絵ごっこ。

天麦くんは決まって、持っている怪獣達をライトに照らし、大きく写し出された怪獣の鳴き声を再現。

不思議な親子影絵タイムに、いい眠りが誘われる。

なんでも物事はきっかけであり、新たな方向である。

夜の不思議な、親子でのシャドータイムが、続いていく事を願う。

元気ラーメン。

自宅近くに、お気に入りのラーメン屋さんがある。

日本そば風そばつゆタイプの醤油だれ、鶏ガラスープ、昆布や椎茸、これらを使った和テイストのオリジナルスープが味わえるこのラーメン屋さんの最大の特徴と言えば、名物の「レモンラーメン」&サクサク美味しい大きな鶏天。

メディアにも何度も取り上げられ、当時はテレビで芸能人が「レモンラーメン」を食している番組がいくつもあった。

そんな頃はお店も賑わい、並んでいるお客さんの姿も見られ、通常でもカウンター席や家族優先の一ヶ所部分のテーブル席はほとんど埋まり、盛況を見せていた。

私もオープン当初の10年前から、時折食べに訪れていた。

レモンラーメンが気になりつつも、決まっていつも食べるのは、普通のラーメンと鶏天の組み合わせ。

初めて食べた時は、和テイストの新たなジャンル的ラーメンに、心揺さぶられた。

喉越し良くスルスルと入っていき、スープもサッパリ飲み干せる。

そんなラーメンを作る店主の方は、きっちりとされた昔ながらの、筋の通った仕事人のような、真っ直ぐな方の印象。

いつも、私達親子はその店主の方を前に、緊張しながらカウンター越しにラーメンを食べる(笑)。

そして、天麦くんが先に静かにラーメンを食べ終えると、食後にはお店に置いてある絵本を取りに行き、又も静かに見ながら私が食べ終えるのを待つ(笑)。

そのラーメン屋さんに行くと、なぜか心もシャキッとなり、ラーメンにも心癒され、元気をもらえる。

そんなラーメンを、コロナ禍以来、又久しぶりに食べに行った。

その時は数名のお客さんがいて、私達はほとんど無言で食べつつ、食した後には久しぶりに元気で清々しい気持ちになれた。

その後行った際には、ちょうどお客さんは私達だけだった。

益々緊張が高まりながら(笑)、カウンター越しに親子黙ってラーメンを食す。

前回来た時にどこかで無くした、自転車の鍵の落とし物を店主の方に訪ねると、丁寧に調べてくれた。

その事をきっかけに、コロナ禍の中でのお話しを聞くと、店主の方は、高齢の親御さんのいる地元に帰ろうと、本来はコロナの前に店を閉めるつもりだったと言う。

そして、このコロナで、店の売買も白紙に戻り、現在に至る事を聞いた。

心なしか、元気がないようにも見えた。

「頑張って下さい」の言葉は、何だか違うような気がしていた。

「このラーメンは、食べると元気になれるんです!!又頑張ろうって思えるんです!!」そんな言葉が精一杯だったが、それは、心の本心だった。

お店を出ると、ちょうどお店の明かりが落とされ、店主の方は、私達にいつまでも手を振ってくれた。

コロナ禍での飲食店経営は、「頑張って」の一言では、到底追い付かない。
未来の雲行きも晴れない。

けれどもここに、ラーメンを食べて元気が出る親子がいる。

又元気ラーメンを食べに行こうと思う。